こんにちは!すっかり桜は散ってしまいましたが、、、今度は美しい新緑が目に留まるようになりましたね🍃
今日は先日見かけたニュースを紹介したいと思います。
「ベトちゃんドクちゃん」のドクさん、日越交流と平和教育に意欲 コロナ禍とウクライナの戦火に思いも
ベトナム戦争時に米軍が散布した枯葉剤の影響とみられる結合双生児として生まれたグエン・ドクさん(41歳)は、ウィズコロナ時代の日本とベトナムとの文化交流、そして平和教育の活性化に意欲を示している。新型コロナ禍では、感染者治療の現場に関わり、自らも新型コロナ感染を2回も経験した。その後遺症が残る中、ウクライナでの戦火を憂慮し、戦争被害者としての経験を語り継ぐ決意を新たにしている。
(中略)日本で新型コロナの感染拡大が続いていた2020年7月には、日本ベトナム友好協会大阪府連合会に不織布マスク1万2500枚を寄付した。当時のベトナムは新型コロナ抑え込みに成功しており、日本の感染拡大を知って胸を痛めたという。
(中略)ウィズコロナ時代での平和教育に意欲を示す中で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まった。ドクさんはまず、子どもたちが犠牲になっている状況に「自分の心が痛い」と話した。戦火の最中でも、現地では新たな生命が生まれたという報道には「とても感動した」というが、喜び以上に「その子の将来がどうなるか、とても心配になった」という。「自分自身の(戦争被害者としての)経験もあるし、今は自分も親の立場だからこそ、強く思う」(中略)ドクさんは今後、ホーチミン市の戦争証跡博物館で、枯葉剤被害の深刻さを伝える語り手としての活動も毎週末に行う予定だ。
ベトナム戦争では枯葉剤が散布されたことによって環境破壊が進み、日本では「ベトちゃんドクちゃん」はその被害者の代表のように受け止められました。
現在大きな問題となっているウクライナ侵攻においても、ロシア軍がサリンなど化学兵器を使ったのではないか?との報道があります。これが本当であれば、たとえウクライナ侵攻がすぐに終わったとしても、ウクライナの人々は化学兵器の影響に悩まされ続けるかもしれません。
近年は「ベトちゃんドクちゃん」について聞くことがほとんどなくなりました。しかし今再び、彼らの悲劇を思い出す必要があるのではないでしょうか。
ベトさんは残念ながら亡くなってしまいましたが、ドクさんは日本で医療を受けたことに重要視してくれていて、日越交流に意欲的です。ご活躍していただきたいものです✨
参考資料:「ベトちゃんドクちゃん」のドクさん、日越交流と平和教育に意欲 コロナ禍とウクライナの戦火に思いも
筆者:小野