カンボジア人の来日がますます増える!

こんにちは。お久しぶりです。滝沢です。

2月13日付けで興味深い日本語記事が配信されていたため、以下紹介します。

 

 

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「【カンボジア】日本での就労者を5万人に拡大要請=労働省」

 カンボジア労働省は日本政府に対し、労働者の受け入れ枠を5万人に拡大するよう要請した。日本では現在、約2万人のカンボジア人が就労している。プノンペン・ポスト(電子版)が9日に伝えた。

 イット・サムヘン労相は7日、日本カンボジア協会の高橋文明会長(元・駐カンボジア大使)と会談し、カンボジア側の意向を伝えた。

 同相は、日本への労働者派遣を加速するため、日本には人材育成への支援も要請したいとコメント。高橋会長は、日本カンボジア協会を通じてカンボジアの若者を対象にした自動車の整備や塗装などに関する技術研修を実施する予定だと述べた。

 労働省によると、日本での就業体験や就労に向けて人材を派遣するカンボジアの企業は昨年末時点で116社。研修生として訪日するケースが多くなっており、労働者運動集団連盟(CUMW)のパブ・シナ会長は「日本の労働環境は良好と聞いており、研修生が日本で就労することは収入や技術習得面でも有意義だ」と語った。

 

 2月13日、上記のような記事が掲載されていました。現在、約2万人の在日カンボジア人がおり、そのほとんどが技能実習生ですが、カンボジア政府としては、今後、特に技能実習生の受入れ数を増やしていきたいようです。

 技能実習生がいなければ、私たち日本人の生活が回らなくなっていることは事実であり、コンビニ弁当の具材から新築マンションまで、彼らの関与のない物はもはや日本にはないでしょう。ただ、様々な国の技能実習生に話を聞いていますと、労働基準法の守られない研修場所での勤務や、安い給料などあまり良い話は聞きません。また、そもそも職業選択の自由も居住移転の自由も制限されております。「日本生活が辛い」という本音も聞いたことがあります。そのような中でも、頑張って技術習得に励んでいる技能実習生のために、是非、技能実習生の待遇改善を望む次第です。(また、同国大使館・領事館の汚職問題にも是非メスを入れていただいて…)

 在日カンボジア人は、関東圏の次に、東海地方に多く住んでいます。「自動車の整備や塗装」などは、やはり「ものづくり王国」である愛知県に需要が多くあります。また、大企業やその関連企業は、会社ブランドがあるため、技能実習生の待遇が比較的良い場合が多いと聞きます。是非、在日カンボジア人の皆さんには、愛知県で働いてもらい、地域の活力になってもらいたいです!カンボジア寺院などができると、より住みやすい所になると思います。

写真は、カンボジアの蛇・サソリ酒。風邪を引いた時などに飲むらしいです。

最近読んだ論文、カンボジア内戦から逃げて日本に来た難民のヒストリーです。濱野敏子、東京経済大学コミュニケーション学会出版。

Tokyo Keizai University Institutional Repository: 希望を生きる移民1.5世 : 在日カンボジア人1.5世の語りから (tku.ac.jp)

 

筆者:滝沢(泷泽)

名古屋市在住

趣味:飲酒、喫煙、シーシャ、中国語の勉強

 

 

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