こんにちは!
前回①で動画上映のことまでお話したので、今回はその続きからです!
動画上映が終わった後は、「外国人との付き合い方〜取材を通して感じたこと〜」とテーマを題して、ライターの芹澤健介氏による基調講演が行われました。
講演の中で、芹澤氏は在留外国人に関するデータを用いながら、今後更に在留外国人が増えるとともに、留学生が抱えている多額の借金やコンビニなどの雇用現場の慢性的人手不足、実習生の失踪者の増加などの問題も、より表面化してくるのではないかということを述べていました。
このような問題を解消し、在留外国人と日本人ともに共生するためには、①日本のイメージをアップデートする②壁を低くする③選ばれる国にする④外国人とまずは向き合ってみることが大切であると述べていました。
外国人だからといって偏見を持つことなく、目の前の相手のことを考えたり、コンビニや居酒屋で外国人を見かけたら、「どこの国から来たの?」などと話しかけたり、各々がちょっとした意識を変えるだけで、社会は大きく変わっていくと思います。日本人全体が意識を共有し、誰もが共生を目指せるいい社会を作っていけるといいですね!
また、講演の中で驚いたことは、移民の定義は国連と日本の自民党とで異なっているということです。
国連:1年以上外国で暮らす者
自民党:入国時に永住権を持つ者
日本では移民は少ないイメージでしたが、国連の定義から言うと、日本も十分移民国家と言えることには驚きでした!!
皆さんはこの違いをご存知でしたか?
最後にパネルディスカッションを行い、パネリストとして登壇した4名の方がそれぞれ参加者からの質問に答えるという形で進んでいきました。
その中で印象的だった言葉は、「相手の価値観を否定しないこと」です。
日本人と外国ではそれぞれ文化が異なっており、例えば、日本はよく本音を口にしない人が多いですが、外国人ははっきりものを言う人が多く、そこで人間関係が悪化してしまうケースもあるみたいですね。
他にも、日本人の考えている「まぁまぁ」と外国人の考えている「まぁまぁ」は違っていることが多いです。日本人はとある店の評価について「まぁまぁ」といえば、ある程度満足はできると考えると思います。満足度としては70%くらいでしょうか。
一方、外国人の人の「まぁまぁ」は40%くらいであるため、日本人が外国人から評価を聞いていってみると、「あれ?まぁまぁって聞いてたのに」って思うことがあるみたいです。
しかし、そこで「まぁまぁって言ってたじゃないか!!」と怒るのではなくて、それも価値観の違いなのかなと受け止めるかどうかが重要であると思います。
ルールやマナーは誰しもが守るべきものであると私は考えていますが、文化や価値観の違いについては、互いが寛容にならないといけないことだと思います。
相手が大切にしている文化や価値観を共有し、受け止めることができれば、共生がより良い方向へ向かっていくのではないでしょうか。
今回のイベントでは、改めて実感させられること、知らなかった知識を得ることができて、大変有意義なものでした!!!
今後もこういったイベントがあったら参加したいですね!
皆さんもぜひ参加してみてください!
筆者:林
名古屋市在住
趣味:ラーメン巡り、喫茶店巡り、読書