今年10月、イギリスにおいて、密入国を図ったとされるベトナム人39人の遺体がトレーラーから発見されました。
この中には、今年6月まで日本において技能実習生として働き、ベトナムへ帰国後、間もなかった女性もいるそうです。
彼女の故郷である村には、目立った産業もなく、多くの人が出稼ぎによる収入を得ることが常態化しており、今回の事件も、イギリスへの出稼ぎを目的とした密入国であるとのこと。
日本国内においても、技能実習生を始めとした外国人労働者の人権問題が話題に上がることが多々ありますが、このような問題は、日本国内にとどまらず、世界的な問題となっているようです。
報道によると、今回の事件についても、ベトナム政府は「組織的な人身売買が背景にある」とし、捜査を進めているとのこと。
このような問題の背景には、政治、経済など、様々な要因があるのかもしれませんが、同じような事件が二度と起こらないよう、一刻も早い環境改善が望まれます。
【参考】テレ朝news「彼らはなぜイギリスへ… ベトナム人39人の“悲劇”」
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000170515.html
【筆者】鈴木