タイの焼きそばの歴史!?

こんにちは!

 

6月ということで季節的にも夏になりましたね!夏といえば夏祭り、夏祭りといえば屋台の焼きそば。ということで、今日はタイの焼きそばについてのコラムになります!

 

そもそも皆さんはタイの焼きそば「パッタイ」についてはご存じですか?

パッタイとは米粉で作られた麺を海鮮、野菜、卵とともに炒めた料理で甘辛く味付けされた焼きそばです。私がタイの現地で食べた時には上にナッツ類も乗っていて、香ばしさもあってとても美味しかったです!!

 

そんなパッタイですが、実はパッタイができたのはタイの政治的な歴史が関係しているようです。

1930年代後半から40年代前半にかけて、当時タイの首相を務めていたプレーク・ピブーンソンクラームは、フランスやイギリスによって植民地だらけとなっていた東南アジアの中で、タイの偉大さを維持するためには「国民の生活水準を上げる必要がある」と主張しました。

そして、ピブーンソンクラームは「タイの国民文化こそが、欧米諸国が群雄割拠するアジアの中でタイが独立を維持するためには必要だ」「栄養価が高いライスヌードルを普及させることが食糧難に有用だ」と主張し、ライスヌードルを使ったパッタイを考案し、国民食として積極的に推奨しました。ちなみに、パッタイ(Pad Thai)とは「パット(炒める)」と「タイ(国名)」を合わせた言葉です。

そして、第二次世界大戦後に米生産のコストが上がったことにより、米食ではなく折れた稲を原材料にできる米麺を広める目的もあり、そこからパッタイがタイの国民食として広がっていったようです!

 

このように、パッタイは小麦粉を使った中華麺ではなく米粉を使ったライスヌードルで作られた焼きそばなんですが、それはタイの政治的な事情があってのことで、当時の苦境を時の首相が乗り越えるためのアイデアとして生み出された料理なんです!!

 

みなさんも今年の夏は普段の焼きそばとはまた違ったおいしさがあるパッタイを食べてみてはいかがでしょうか!

 

ではでは

 

参考資料:「タイの焼きそば「パッタイ」は独裁政治から生まれた – GIGAZINE

パッタイを世界に広めたい〜 連日行列ができるパッタイ専門店『ティップサマイ』〜 – 激旨!タイ食堂 (gekiuma.net)

筆者:林

 

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