トゥクトゥク電動化計画から思うこと

皆さんこんにちは!

今日は少し前に見かけたニュースについて、一部を要約して紹介します。

 

タイの観光名所で見かけるトゥクトゥク。この燃料がガソリンや天然ガスであるため、CO2削減の観点から電動化する計画があるそうです。

タイ政府は、2036年までにすべてのトゥクトゥクを電動化する計画「e Tuk Tuk」を推し進めているそうで、2017年時点ですでに約100台が導入されたそうです。

…しかーし、タイ現地では2021年現在でも、EV化されたトゥクトゥクは走っていないのだとか💦

どこで充電するのか・1回の充電でどれくらい走れるのか・給電中に雨が降っていたら感電することはないのかなど、電動化に伴う根本的な問題・疑問への回答が示されておらず、ドライバーが乗ることを嫌がっているからなのだそう。

 

↑このニュースを見てクスっと笑ってしまいましたが、同時にこのような「モノだけあっても活用されない」という現象は広く起きているんだと思います。

例えば、新興国で小学校が足りないので、お金を寄付して学校を立ち上げるという事業があります。しかし、学校を立ち上げても教師を雇えない・学校を維持するだけの寄付が集まらないなどで、学校というハコだけが残って活用されないという事例もあるそうです。

電動トゥクトゥクというモノだけあっても、学校というハコだけあっても不十分。変革を持続するには、より大局的なものの見方が必要になるんでしょう。とても難しいことだけど、、、これってスケールの大小に関わらず、あらゆるもので言えることではないでしょうか。

オチはないですが、そんなことを考えた次第です。

 

参考資料:タイのトゥクトゥクがCO2削減政策で絶滅の危機!? 最新の東南アジア3輪自動車事情

筆者:小野

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